森とともに生きる仕事
WORKING AND LIVING WITH THE FOREST
大分県は、全国有数の林業県です。
多くの山林が利用期を迎える中、充実した資源を活かし、将来に引き継いでいく林業の担い手の育成が必要となっています。
一言で「林業」といっても、その仕事は「木を植える」「木を育てる」「木を伐る」など多岐に渡っており、いずれも知識や技術が必要になります。
おおいた林業アカデミーは、林業を始めようとする方が必要な知識や技術を習得することができる1年間の研修です。
平成28年度に開講し、多くの卒業生が県内林業の現場で即戦力として活躍しています。
校長挨拶
挑戦者求む
林業は、夏の猛暑や冬の寒さなど過酷な環境に晒される仕事ですが、森を守り森の 様々な恩恵を人々にもたらすことができる唯一の職業で、また、四季を通じた美しい自然の中で働くこともできる職業です。
おおいた林業アカデミーは、現場で必要な知識や技術に関する講義や実習を充実し、 安全かつ効率的に林業に取り組む人材を育むことを目指しています。 研修修了生の皆さんには、林業現場のけん引役になってもらいたいと思っています。
皆さんの挑戦をお待ちしています!
おおいた林業アカデミー 校長 佐藤朗
研修に臨む「4つの心得」
- 覚悟と責任を持とう
- 労働安全衛生を徹底しよう
- 連帯感を醸成し仲間を増やそう
- 礼節を似て人に接しよう
研修内容
研修プログラムのポイント
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❶9つのテーマで森林・林業の全体を把握できるカリキュラム
- 基礎
- 安全衛生
- 森林経営
- 育林
- 伐木造材
- 木材利用
- 技能取得
- 里山活用 / 保全
- スキルアップ
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❷実習をメインとした即戦力育成研修の実施
- 座学50日
- 実習150日
- 計200日
❸労働安全に重点を置いた知識・技術の育成
❹林業に就業するうえで必要な資格を可能な限り取得
❺複数回に及ぶインターンシップによる職場体験で就業希望先を具体化
- 最低5回(1週間/回)
年間スケジュール
取得できる資格
林業分野に就業するうえで必要な下記の特別教育及び技能講習終了証を研修期間内に取得できます。
- 技能講習・講習
- 車両系建設機械運転技能講習
- 小型移動式クレーン運転技能講習
- 玉掛け技能講習
- 赤十字救急法基礎講習
- 特別教育
- 伐木等の業務に係る特別教育
- 刈払機取扱作業者安全衛生教育
- 走行集材機械運転特別教育
- 車両系建設機械運転技能講習
- 伐木等機械運転業務特別教育
- 免許
- 狩猟免許(わな猟)
サポート
- 研修に必要な、初期装備を支給します。
- 1年間の研修を充実したものとする施設がそろっています。
施設紹介
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1.アカデミー講義室
アカデミー専用の講義室です。ほとんどの講義はこちらで受講します。大型モニターや各種書籍が準備されています。
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2.アカデミー実習棟
チェーンソーや刈払機の整備やなどを行います。山林作業に必要な各種道具も保管しており、現地作業の出発点です。
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3.アカデミーチェーンソー基礎フィールド
研修所に隣接しており、チェーンソーの基礎的訓練を行います。
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4.現場山林
現場実習は、作業に適した県内の森林を都度選定し行っています。
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5.シミュレーター室
アカデミー講義室横にあるシミュレーター室です。
ハーベスタの取扱いを学びます。講義の他、お昼休み等に自習をする人も多いです。 -
6.食堂
冷蔵庫、レンジ、給茶機、TVなどが完備されています。
こちらで食事をとり鋭気を養います。